前回に引き続き、トイレのお話をしたいと思います。実は、尿の状態で、ある程度体の状態がわかるのです。一番理想時な尿は、薄い麦茶のような色が理想的な色です。一度、トイレで用を足したとき、どんな色であるか、状態であるか、確認してみましょう。まず、 用を足したときに、泡が出ていると思いますが、健康なオシッコの場合は、すぐに消えていきます。この泡がすぐに消えない、泡の量がすごく多いという場合は、糖尿病の疑いがあります。糖尿病の場合、トイレが近い、喉の乾き、倦怠感などの自覚症状があります。このような症状が有る場合は、医療機関にかかってみて下さい。医療機関で糖尿病が疑われる場合、血糖値を調べます。血糖値が高い場合には、糖尿病と診断が下ります。尿検査も行います。本来、尿には糖質がでないのですが、血糖が高いと尿中に糖質がもれでるのです。糖尿病の診断が下れば、血糖を下げる治療が大切です。続いて、尿の色が無色透明である場合、タンパク質が尿中に漏れ出ている可能性があります。タンパク質は、分子が大きいため、本来は漏れません。それが漏れるということは、腎機能が低下しています。更に、血液検査を行ってみると、クレアチニンというものが、上昇してきます。これは、いわゆる毒素であります。尿中に悪いものが溜まってくる状態であります。この場合、糖尿病の合併症としてが有名でしょう。「糖尿性腎症」と言われるものです。この診断が下れば、透析治療か、腎移植しか治療法しかないのが現状です。 尿の中に、血が混ざっていることは無いでしょうか?この場合は、たず痛みが有るか無いかで症状が違ってきます。痛みが有る場合は、尿路結石の疑いがあります。これはものすごく痛いので病院で診察を。痛みが無い場合は、病院で詳しい検査が必要です。この場合は、腎臓から膀胱、尿道にかけて出血している可能性があります。出血だけなら薬などで治療が出来る可能性があります。これが癌の可能性が有るのです。癌かどうか検査をして、早期治療に努めましょう。 |
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